house/高性能な木の家

京都で高性能な木の家をつくるために知っておく3つのこと

高性能な木の家

自然素材や無垢の木材を多用すれば住み心地の良い家になるわけではありません。素材の持つ力を利用して住み心地の良い家をつくりたいのなら、高性能な家でなければなりません。

絶対にです。

今回は自然素材を多用した無垢の木の家をつくるのに大切な3つのことをお伝えします。

高性能な木の家は高気密高断熱

全ての素材は多かれ少なかれ、熱を保有する力があります。木は特に熱を保有する力が優れているわけではありません。木は保有した熱を放熱する速度が猛烈に速いのです。

無垢のフローリングが温かいと感じるのには訳がある

無垢のフローリングは温かく、冬でも素足で歩けます。という宣伝文を見たことはありませんか?冬で暖房もかかっていない部屋で素足で歩く人いますか?無垢のフローリングだろうが何だろうが冷たいに決まってます。

冬場、無垢のフローリング(温かいと感じるのは針葉樹のような柔らかい素材のみです。柔らかいからそう感じるだけです)が温かいと感じるのは、断熱気密のしっかりされた室内で空気中の温度が温かくなった時だけです。木材が少なからず室内の熱を保有するからです。

木は熱を手放すのが早いと言いましたね。断熱気密をしっかりと施工していないと、室温が高くなったところで木材は下からの冷却で熱を奪われます。

断熱気密がされているから、手放す速度が遅くなるのです。素材の持つ特性を理解していないと、無垢のフローリング=温かい。という思考に陥るのです。大前提床が温かいのには理由があるのです。

自然素材が呼吸するから大丈夫です。が一番怖いのです。

大気中には多くの水蒸気が浮遊しています。人の呼気から水蒸気量はどれくらい放出されるのでしょうか。一日に呼気からでる水分量は400ml程度。むちゃくちゃ多くないですか?

これに加えて、飲み物、料理、身体から出る蒸気、大気中の水蒸気。これらを全て自然素材が補えるというのでしょうか。無理な話ですね。

珪藻土にだってカビは生える

珪藻土は調質性能の高い素材です。だから室内環境が抜群に改善されるのか。無理な話です。調質能力は使用量に比例します。

湿気の多い室内で壁1面だけ珪藻土を使ったところで機能していません。意味がありません。水分を受けられない状態が続き、誇りが付着し、養分となる温度、水分、誇りでカビが生えるのです。

素材の持つポテンシャルはいわばオプションです。ベースとなる換気がしっかりされているからオプションを入れるとなおよくなるのです。

換気計画=高気密化が必須となる

木の家は高気密高断熱

隙間が多い(漏気)家では水蒸気や空気中の汚れは計画的に換気することはできません。不可能です。無理なのです。

トイレやお風呂場で、窓を開けて換気扇を回しても換気は計画的には行われていません。風が換気をしているだけ。換気扇が回っている音が、換気が行われていると錯覚を起こさしているだけなのです。

これと一緒で、しっかり家を気密をしないと換気は計画的には行われません。換気されていると錯覚をしているのです。余剰の水蒸気はどこまでも行きます。家具の裏。壁の隙間。冷えたところにドンドン攻め込んでいき結露が起こります。

素材の持つ力は凄く、たくさんの恩恵を僕たちに与えてくれます。でもね、これは全てオプションなのです。基本となるものがしっかりとつくれているから成り立つ方程式なのです。

高気密高断熱プラスαで考える

日射をコントロールする木の家

素材の持つポテンシャルを余すことなく発揮させるには、家自体のスペックを高める必要があります。

高気密高断熱化は当たり前なのです。換気を計画的にし、快適な室内環境が出来上がる。ただね、それだけでは駄目なのです。

自然の太陽熱・風・光をコントロールする

先にも書きましたが、素材は熱を保有します。冬の天気の良い日には太陽熱を室内に入れ、フローリング、壁、天井に熱を蓄熱させます。断熱気密がしっかり施工押されています。気温の低下と共に室内からゆっくりと素材が熱を放出し始めます。

夏は日射を室内に入れないような工夫をします。窓の上部にサンシェードを設置するのもいいアイデアです。

風の気持ちのいい日には、窓を開放します。もちろん。通風計画もしっかりと施されています。窓を閉めてからは換気計画通りに室内空気は循環し環境を整えます。

どうせなら高性能な木の家をつくろう

高性能な木の家は、高気密/高断熱/換気計画+自然の恩恵をフル活用でつくられるものなのです。この部分をよく理解している工務店なり設計者と出会うことも必要なことですが、一番大切なことは家をつくるあなたが、理解していることが大切です。

このブログは自然素材、木の家をつくりたい、あなたの指針となるものです。定期的にアップしていく記事を読み、一緒に木の家について勉強していきましょうね。

編集後記

我が家は高断熱でも高気密でもありません。それでも太陽の恩恵は受けています。西側(西日が全開に当たります)に4枚掃き出し窓があるので、冬場の天気のいい日にはサンさんと太陽熱が室内に入り込みます。

柴犬のマックスはというと、暑すぎて北側廊下に避難するほどです。ま、夕方近くになると断熱材の薄さ?気密されていない影響?なのか熱の放出速度は速く、瞬く間に室内温度は低下します。

この辺りの熱コントロールが計画的にできるのが理想だなーと考えさせられますね。

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AUTHOR

青川 剛気

株式会社きーてらす 代表取締役

「人はカッコいい人からモノを買う」と持論を展開する青川です。「カッコ良く生きる」を実践するためにや趣味や仕事に忙しい毎日を、あれやこれやと模索しながらすごしてます。

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